油田複数火災、深刻な環境破壊が引き起される恐れ 

投稿日時 2003-3-23 10:50:11
トピック: 《2.GPニュース》


イラク国内の油田で火災が発生したことで、黒煙や原油流出によって、深刻な環境破壊が起りそうだ。91年の湾岸戦争では、ペルシャ湾に大量の原油が流出し、多くの生物が死んだほか、黒煙が太陽光をさえぎり、周辺国の気温が低下した。
湾岸戦争では、約700の油田で火災が発生し、周辺に大量の原油が漏れ、消火までに約1年もかかった。
その間、1日当たり1万7000トンの硫黄酸化物などの大気汚染物質が放出された。黒煙は約1500キロにわたって広がり、太陽光の一部をさえぎり、クウェート周辺では夏の気温が低下した。
 今回の戦争で今後、油田火災がさらに広がれば、再び気温低下などの影響が出る恐れがある。 また、原油がイラク国内のチグリス、ユーフラテス川を汚染しペルシャ湾に流れ込むと、生態系を破壊する可能性も出ている。[毎日]

コメント
日英米軍はの問題を取り上げて、イラク政府の卑劣さをアピールしているが、有効な武器を持たないイラクにとっては当然の「戦略」だろう。これが戦争というのもだ。
そもそも一方が100%正しくて、一方が100%間違っている戦争などないのだ。
「油田の火災により気温の低下ができ、地球温暖化が防げた」などという、ブラックジョークを日英米はいうのだろうか?



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